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福岡208号大川高架橋下部工工事

杭頭補強筋浸透探傷試験
 
杭の浸透探傷試験の記事でも紹介しましたが、筑後平野や佐賀平野には、軟弱な地盤(有明粘土層)が広く分布しています。
道路や橋などを新しく作る場合、軟弱な地盤では構造物を満足に支持出来ない為、強固な地盤の支持力を得る為に、杭施工(地中深くに杭を打つ)を行います。
 
杭には鋼管杭や、PHC杭と呼ばれるものがあります。
筑後平野や佐賀平野では、支持地盤までの深さが20、30メートルある箇所も多くあるので、1本の長さが10メートル前後の杭を、支持地盤に到達させる為、2~3本程継ぎ足し、全体が数十メートルになるように溶接にて接合します。
弊社ではその杭の現場継手溶接部についても検査させて頂いたのですが、今回はその杭の上部の杭頭補強筋(土木構造物の基礎部と杭を接合するためのもの)の
現場継手溶接部についても浸透探傷試験(カラーチェック)を実施させて頂きました。
 
 
その時の検査の状況を紹介いたします。
 
浸透処理状況
 
浸透処理状況
浸透液という赤い溶剤を試験体表面に塗布します。
この時、割れ等のきずがあれば、きず内部に浸透液がしみ込んでいきます(毛細管現象)。
 
除去処理状況
 
除去処理状況
除去液という溶剤を含ませた布で、表面にある余分な浸透液を除去します。
この作業で大事なことは、きず内部の浸透液まで除去しないことです。
検査員の腕が問われる作業です。
 
現像処理状況
 
現像処理状況
最後に現像剤という白色の微粉末をスプレーします。
表面に微粉末を万遍なく吹き付けることで、きず内部に残っている浸透液が吸い上げられ(毛細管現象)、きずを拡大表示することが出来ます。
この際、現像剤の白地に対しきず部は浸透液の赤色で表示されるので、拡大されること+色の対比による効果で、よりきずが視認しやすくなるのです。
こうして、小さなきず、割れなどを見つけやすくする検査を、浸透探傷試験といいます。
 
今回検査した箇所の上に、大きな橋脚が出来上がる予定です。
大きな大きな構造物を作る為に、私たち検査員はとっても小さなものを見つける検査をしています。
  
 

 
 
杭頭補強筋、鋼管・コンクリート杭など現場溶接継手の非破壊検査は九検にお任せください。
佐賀・福岡・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島、九州どこでも対応いたします。
JIS Z 2305(非破壊試験ー技術者の資格及び認証ー)に定められた試験に合格した”非破壊試験技術者”が検査いたします。

 
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