非破壊検査とは?

非破壊検査とは、モノを壊さずに内部に存在するきずや表面にある肉眼では見えないようなきずの有無を調べる技術のことです。

非破壊検査と聞くと「よく分からない」「難しそう」という声が聞かれますが、実は私たちの生活にも密接にかかわっています。

例えば

  • レントゲン写真で人間の骨や臓器の撮影をする
  • 超音波(エコー)を使って胎児の状態調べる
  • スイカをポンポンと叩いた音の高さでおいしいスイカを選ぶ

なども非破壊検査の一種です。

九検では金属やコンクリートを使った、橋やトンネル、工場設備(配管・タンク)などの構造物を検査しています。

 
九検が検査・調査したことのある構造物

    • メタル橋、コンクリート橋、水管橋など
    • PHC杭、鋼管杭など
  • トンネル
    • アンカーボルト長さ測定
  • タンク
    • :球形タンク、円筒形タンク、覆土式タンクなど
  • 配管
    • 導水管、ガス管など
  • 建築鉄骨
    • ホテル、工場倉庫
  • ガードレール
  • コンクリートポンプ車
 
非破壊検査の役割

非破壊検査の役割は大きく2つあって

  1.  事故を未然に防ぐ
  2.  修理して長く使う

ということです。

1. 事故を未然に防ぐ
 
非破壊検査は主に、下記のようなキズを見つけるために実施します。
  • 製造時にできたキズ
    • 製造ミス、異物混入など
  • 経年劣化でできたキズ
    • 金属疲労、摩耗、腐食など

たとえ構造物を丈夫で頑丈につくったとしても、形あるものはいつか壊れてしまいます。

構造物が壊れてしまう前に、壊れる要因(破壊につながるキズ)を見つけるのが非破壊検査です。

壊れる原因を見つけ、取り除く(修理する)ことで事故を未然に防ぐ手助けをしています。

 
2. 修理して長く使う

物が壊れてしまったとき、或いは壊れそうなとき、「新しくすればいい」という考え方と「修理して長く使おう」という考え方があります。

廃棄して新しくする「使い捨て」は、廃棄物の処分に掛かる費用や公害、最終処分場の不足といった問題に加え、新しく作るための莫大な資源やエネルギーも必要になってきます。

非破壊検査は「修理して長く使おう」という考え方です。

使い捨てせず、修理して長く使うことで、環境負荷低減を図っています。