放射線透過試験(RT:Radiographic Teting)

放射線透過試験(RT:Radiographic Teting)はX線などの放射線を用いて対象物を検査する非破壊検査の一種です。
人体のX線写真と同様に、対象物に放射線を照射して、透過した放射線の強さから対象物の異物やきずの有無を調べることが出来ます。内部に異物またはきず(空気など)が存在する領域は、フィルム上に黒い像として検出されます。
 
放射線透過試験_フィルム


検査記録をX線写真として確実に、また客観的に残すことができる事が最大の特徴で、建設時・保守時を問わず溶接部の検査等に幅広く利用されています。
近年では、コンピューターの発達によってデジタル化が進められていて、さらなる技術開発が行われています。
検査時にX線を使用することから、作業者や周囲の人を被曝させてしまう恐れもあります。したがって、厳重な管理のもとに慎重な作業が要求されます。

 
 
 
特徴
  • 内部きず(状態)を可視化できる
  • 鉄鋼材料、非鉄金属、非金属材料(コンクリートなど)様々な材料の撮影可能
  • きず深さ位置およびきずの高さの測定が困難である
  • 被爆の心配があり、人払い等行う必要がある
  • 撮影、現像、判定と時間がかかる
イメージングプレートを使えば照射時間の短縮や画像処理が可能となる。
 
検査例
  • 鉄鋼材料の内部確認(材料、溶接部)
  • コンクリート構造物内部の配筋、ケーブル等確認
  • 配管、機器などの減肉、内部確認

 

 

 


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